99号 特集 平屋の暮らし・古民家の再生と創造

99号 平屋暮らし・古民家の再生と創造

 

■特集 平屋の暮らし

森と平野をつなぐ、家づくり四重奏
設計=岩瀬卓也

「木楽工房」に見る
建築家と棟梁集団のコラボレーション

体験的平屋論
文=岩瀬卓也

丘陵に建てた安らぎの平屋
設計=泉 幸甫

ゆったりとした里山時間のある平屋
設計・施工=㈱安成工務店

必要なものを選び抜いた小さな平屋
設計=水澤 悟

「親思いの家」で重ねる日々
設計・施工=㈱エコ建築考房

木造の特長を生かしたフレキシブルな平屋
設計=丹呉明恭
大河原木材と大工塾

 

■古民家の再生と創造

鉄炮梁の見える美容室
千葉県 熊家

記憶と技の伝承。古き良き建物を住みやすく再生する
岐阜県 矢橋林業㈱

<希少物件情報> 新潟県十日町市・築120年 頑丈古民家あります
愛知県 ㈲勇建工業

都市から山への恩返し
栗駒植林・工場見学ツアー

1本の木から始まる家づくり
埼玉県 ㈱千葉工務店

北国の天然杢
協力=㈲堅木工房

 

第7回 2018年度 チルチンびと住宅建築賞 受賞者発表
■チルチンびと「地域主義工務店」の会
㈲堅木工房/㈲井上建築工業
NEWS@地域主義工務店の会
■ URA地域主義建築家宣言

 

– 連載 –
 
すごろく気分vol.9
平屋ころがし/村松友視
 
江戸東京まち散歩vol.3
浅草寺界隈/安原眞琴
 
新連載 花に聴く
はるははな/道念邦子
 
古物語りvol.6 特別編
暮らしとともにある古物/塩見奈々江
 
日々、まめまめしく。第2章vol.31 特別編
春のお弁当・地味弁のはなし/塩山奈央
 
料理旅から、ただいまvol.12
笹寿司/minokamo(長尾明子)
 
小笠原からの手紙vol.33
『小笠原の植物 フィールドガイドⅢ』誕生/安井隆弥
 
日本列島集落の旅vol.29
白馬村の青鬼集落/畑 亮、畑 耕、畑 拓
 
塗り壁の四季vol.78
春来る鬼/小林澄夫
 
雑誌屋の昔話
八丈島の平屋での暮らし/山下武秀

 

窓から見下ろす景色

先日、地方の取材に向かうため、飛行機に乗った。
時刻は朝の7時20分。飛行機の窓から見下ろす景色は刻一刻と変化し、雪をかぶった山や朝靄に包まれた街がとても綺麗だった。その美しさから目を離すことができず、機内で軽く眠るつもりが結局窓の外ばかりを見て眠ることはなかった。空から見る街はすべてが小さく、その小さな街の小さな家のそれぞれに、人間が住んで生活をしているのが不思議でならない。空から見た景色はジオラマの世界のように小さくかわいらしい。

99号の第1特集は「平屋の暮らし」。
平屋に住むご家族の記事の中で「平屋は子どもが家のどこにいても気配を感じられる」とある。私は今、アパートの3Fにひとりで暮らしているのだが、たしかに、家族と暮らしていた頃は家族の生活音や声が聞こえると、自分の部屋に居たとしてもどこか安心感があったものだ。そんなあたたかい生活が平屋なら簡単にできるのかもしれない。
平屋からは、どっしりと地に座っているような度量の大きさというか包容力のようなものを感じる。きっと平屋の窓から見上げる景色は、飛行機から見下ろすジオラマの世界よりずっと広大だろう。

第2特集は「古民家の再生と創造」
塩見奈々江さんの連載「古物語り」から始まり、古材を用いて建てた美容室、和洋折衷の舘「三宜亭」、〈希少物件情報〉築120年の新潟県十日町市の古民家、を紹介しています。
新連載の「花に聴く」では春の生け花の写真が美しく、連載「日々、まめまめしく。」では春のお弁当&普段のお弁当“地味弁”を紹介。
表紙も春らしい青空が綺麗です。ぜひご一読ください!

 

担当:佐藤