日本の住宅の平均寿命は、わずか30年。そんな“住宅の使い捨て”の状況を省み、丈夫で長持ちする家を建てて次世代へと受け継いでゆける社会をめざそうと、2009年6月、「長期優良住宅認定制度」がスタートしました。
しかし、“丈夫”につくるために構造用合板を多用した家が認定され、伝統工法の知恵や工夫は評価の対象にならないなど、その制度にはまだまだ改良の余地があると言っていいようです。
家は、その躯体が長持ちすることはもちろん大切ですが、子の世代、孫の世代まで慈しんで暮らしたいという住まい手の思いと、代々メンテナンスをしてくれる町場の「お出入り大工」や「地域工務店」の存在が欠かせません。そしてまた、太陽や風の力を借りて、環境負荷を極力かけずに暮らしていくことも、これからの時代は忘れてはならないでしょう。
今号では、本当に丈夫で長持ちし、そして長く住み継いでゆける家づくりを探ります。
また、『チルチンびと「地域主義工務店」の会』のコーナーでは、長期優良住宅先導的モデル事業に認定された、自然素材による「チルチンびと・地域主義住宅」の全貌を紹介します。
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