チルチンびと別冊60号「住空間リノベーション」

チルチンびと 別冊60号

 

 

■巻頭グラビア

カフェ プレムダン(兵庫県三木市)
移り住んだ古民家で旬の美味しさを提供する

■マンション リノベーション

マンションのリノベーションが広げる無限の可能性
文=榊 淳司

旧公団住宅を改修 小さな住まいに広がる心地よさの秘密(千葉県)
改修設計=手嶋保建築事務所

和の趣あふれる畳敷きの空間(東京都)
㈱四季工房

アンティークの建具、ガラス、タイル。古きを愉しむ住まい(埼玉県)
㈱千葉工務店

中古マンションで心地よい居場所づくり(東京都)

■戸建 リノベーション

お気に入りのホテルとの縁建築家とマイホームリノベーション(東京都)
改修設計=益子義弘/益子アトリエ

築47年、祖父から引き継いだ民家を再生(愛知県)
㈱エコ建築考房

丘の上、角地の戸建を自分たちらしい住まいに(兵庫県)
㈲井信

■日本列島集落の旅

水門の家(岡山県幸島新田)
写真=畑 亮・畑 耕・畑 拓 文=立花千夏

■古民家再生

次世代へ、世界へ、古材の記憶と日本文化を伝えて(静岡県)
改修設計=木下龍一

追悼 平良敬一さん
文=木下龍一

伝統の技を次世代へ 自社大工育成のために独自のシステムを構築(滋賀県)
㈱木の家専門店 谷口工務店

徹底的に磨いた技巧で古民家が快適に蘇る(愛知県)
㈲勇建工業

建築家との協働で築90年の屋敷を改修(愛知県)
㈲勇建工業

地域を代表する古民家を産学連携で再生(兵庫県)
㈱中井工務店

由緒ある古民家に新たな息吹を吹き込む(香川県)
㈱菅組

一流の職人技を結集築200年の古民家が蘇る(神奈川県)
天音堂 リフォームラボ㈱

登録有形文化財の古民家を次世代へと住み継ぐために(大阪府)
㈲井信

■忘れられた塗り壁
文・写真=小林澄夫

■チルチンびと「古民家」の会 会員リスト

別冊57号「民家の再生と創造① -古材・古民家の美-」

別冊57号「民家の再生と創造① -古材・古民家の美-」

 

発刊に寄せて

「民家の再生」という言葉は、建築ジャーナリストの平良敬一さんと、立松久昌さん(故人)の造語である。長野県在住の建築家・降幡廣信の仕事を評して生み出され、1992年に『民家の再生』| 降幡廣信の仕事| が刊行された。来日観光客の増加で、京都・金沢をはじめ全国の「伝統的建造物群保存地区」は大盛況である。

一方で、民家の再生のための「大工・左官・建具」の技術継承は困難な状況にある。戦後の住宅建築は、プレファブリケーションと産業化により「地域ごとの伝統的建築」から、「商品」へと大きく変わってきた。工務店も社員大工・常用大工を抱えていても、その技術を発揮し継承するための「受注」が長期的に減少し、構造材の機械プレカットと構造用合板により、大工の仕事が組立工化している。

和室・床の間・玄関上がり框・障子・簾戸・欄間、瓦屋根・格子戸・土壁・犬矢来……世界の人びとに「感動」を与える力を持つ「建築文化」。それを生み出す「職人力」の継承のための「大工・左官・建具」職人の高齢化問題が指摘されて久しい。

建築家の故・吉田桂二さんは大工後継者問題について、大工が「人に見せられて、家族に自慢ができ、人より稼げる」ように戻せば、ほっといてもみんななる。それは「工務店の社長の、腹のくくり方次第だ」。加えるなら「建築家とメディア」の協力だと、よく話していた。

平良敬一さんも、建築家は「大工・左官・建具」職人の仕事を組み込み「機能主義を超えた」住宅建築を、めざさなくてはならない。それは、グローバルとローカルの「相克」の中で「創造」されると、語る。

そのための「場」として『チルチンびと「古民家」の会』を立ち上げた。この小雑誌が、いくばくかの役に立てれば望外の幸甚である(あの世に逝った後の、先達への言い訳のためもあるのだが)。

『チルチンびと』 編集長 山下武秀

 

現代の感性が宿る 京町家暮らし 再生設計=安田勝美 写真=酒谷 薫

民家の再生と創造
 
民家の再生と創造 ― 古材・古民家の美 民家再生の意義 文・写真(特記なきもの)=木下龍一
古民家に宿った大正モダニズムと現代生活の融合 再生設計=木下龍一 写真=酒谷 薫

チルチンびと「古民家」の会 会員工務店事例
 
古民家再生の実績を生かし新潟の料亭を移築再生 愛知県 勇建工業 写真=畑 耕
築130年の古民家をモダンに住み継ぐ 愛知県 勇建工業 再生設計=岡本一真 写真=酒谷 薫
家とともに受け継がれる先人の粋 愛知県 小林住建 写真=畑 耕
家族の絆を深める大正期の主屋再生 福岡県 建築工房 悠山想
伝統工法を次世代に継ぐモデルハウス兼ギャラリー 奈良県 倭人の家建築 設計=安田勝美 写真=酒谷 薫
築100年の住まいを再生し老後を豊かに過ごせる家に 愛知県 エコ建築考房 写真=垂見孔士
伝統工法を知り尽くした棟梁が挑む大正期古民家の補強再生 神奈川県 加賀妻工務店 写真=畑 耕
町家を再生したホテルで宿場町を丸ごと体感 滋賀県 木の家専門店 谷口工務店 設計=竹原義二(無有建築工房) 写真=畑 拓

町並み保存と民家再生 文=永見進夫 写真=西川公朗
自然素材と職人技が紡ぐモダン民家 愛媛県 西渕工務店 写真=川辺明伸
大江文学の原風景 大江健三郎の生家を訪ねる-兄・大江昭太郎邸- 設計=永見進夫 写真=輿水 進
運命に導かれ思い出の洋館を修復 改修指揮=塩見和彦 写真=西川公朗
日本列島集落の旅 平家落人伝説の集落 写真=畑 亮・畑 耕・畑 拓
「古民家」の会ニュース 古民家水平耐力用【相欠け1号】予備試験

 

■保存版「古民家再生ハンドブック」
■古民家再生における構造補強のチェックポイント
文=山辺豊彦(山辺構造設計事務所)イラスト=鈴木 聡(TRON/OFFice)
■古色塗料・メンテナンス製品
■スクランブル
■チルチンびと「古民家」の会 会員リスト
■チルチンびと「古民家」の会 会員募集・設立記念セミナー開催

 

別冊52号 いい家をつくる工務店と出会う

別冊チルチンびと 52号 いい家をつくる工務店と出会う

 

『チルチンびと「地域主義工務店」の会』は、
2003年4月に10社でスタートしました。

設立当初から変わらないモットーは、「地域に根ざす木の家づくり」を通して、
地域循環型社会に貢献すること。

会員社の努力や学びの中から、産地とのつながりが生まれ、
今では、国産材での家づくりは会の標準になりました。
こうした品質への真摯な取り組みは、
2006年に「チルチンびと仕様の家」として結実。
オール国産材で、52種類の化学物質を測定済みの、
住まい手にとっても、つくり手にとっても、
そして地球環境にもやさしい家づくりができるようになったのです。
さらに、地域に根ざした活動は、2011年5月にオープンした
ウェブサイト「チルチンびと広場」へとつながっていきました。

『チルチンびと別冊52号 いい家をつくる工務店と出会う』は、
『チルチンびと「地域主義工務店」の会』の、
設立以来14年間の活動の成果がぎゅっと詰まった一冊です。
この本を手にとる読者の方には、会員社が57社に増え、
留まることなく進化し続ける会の現状とめざす未来を知っていただき、
いい家をつくる参考にしていただければと思います。

 

■いい家をつくる工務店とは?

木の家のために、山と工務店が手を携え地域に「環」をむすぶ
人が人を呼ぶ 地域ネットワークの核となる「場」づくり

■いい家をつくる工務店の事例 11軒

山口県・福岡県  ㈱安成工務店 庭とのつながりが生み出す心地よさを体感する
福岡県 ㈱未来工房 中庭のある住まいでのびのびと暮らす
三重県 ㈲トヤオ工務店 心地よい風と景色を楽しんで暮らす家
兵庫県 ㈱平尾工務店 太鼓梁が見守るあたたかな家族の時間
埼玉県 ㈱千葉工務店 愛猫たちと一緒に自然を感じて暮らす
愛知県 ㈱エコ建築考房 おおらかな空間で紡がれる健やかな家族の暮らし
京都府 ㈱彩工房 中庭を共有する2棟に三世代が寄り添い暮らす
千葉県 ㈱グッドリビング どんぐりの家 薪ストーブがある平屋で人生の新たな章が始まる
愛知県 ㈱はろうす ほがらかな時間が流れ木の香り漂う二世帯住宅
東京都 ㈱大丸建設 里山の風景とともに生きる住まい
福島県 ㈱増子建築工業 伝統の職人技が叶えた蔵の再生と主屋の新築

■いい家をつくるための基礎知識

住まいの素材をどう選ぶか
自然素材図鑑(木/土/塗料/紙)
自然素材での家づくりQ&A(耐震/防火/におい/健康/メンテナンスコスト/保証)
保存版 建材カタログ(基本資材/屋根材/外壁材/床材/内壁材・天井材/塗料)
地域主義工務店の会 会員社一覧